結論から言うと、アベルの正体はナイトレイ王国国王スタッフォード四世の第二王子、アルバート・ベスフォード・ナイトレイです。
普段は「アベル」と名乗り、ルンの街を拠点にする冒険者パーティー「赤き剣」のリーダーとして活動しています。TVアニメ公式サイトでは、剣の腕が一級品で仲間・後輩思い、そして「ファイでの涼の一番の理解者」と紹介されています。
ただし、王族としての正体やその後の即位は、TVアニメ第1期より先の原作内容です。この記事では、アニメで描かれた出会いと、原作で明かされる正体・旅の目的を分けて解説します。
この記事を読むとわかること
- アベルの本名とナイトレイ王国での立場
- 涼に正体を明かした理由と二人の関係
- 最初の旅と王国解放戦では目的が異なること
※ここから先は、アニメ第1期より先の原作ネタバレを含みます。
アベルとは何者なのか?|正体と冒険者としての経歴
アニメでは「赤き剣」を率いるB級冒険者
アニメで最初に描かれるアベルは、ルンの街の冒険者であり、B級パーティー「赤き剣」のリーダーです。
第2話「漂流者アベル」では、砂浜に打ち上げられていたアベルを涼が助けます。アベルはルンの街までの道案内を頼み、涼は長く暮らしたロンドの森を出ることになりました。
道中ではアベルが一級品の剣技を見せる一方、二十年の修業で磨かれた涼の水魔法にアベルが驚きます。どちらか一方が守られるだけではなく、互いの強さを知るところから二人の関係は始まりました。
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アベルの正体はナイトレイ王国の第二王子
原作で明かされるアベルの本名は、アルバート・ベスフォード・ナイトレイ。ナイトレイ王国国王スタッフォード四世の第二王子です。
原作者掲載版の第162話で、アベルは涼に「経験を積むため、いろいろあって冒険者をしている」と説明しています。王族の立場を完全に捨てたのではなく、身分を伏せて冒険者として経験を重ねていた、と捉えるのが正確です。
B級にとどまったのではなく、原作ではA級へ昇格する
アニメ公式の人物紹介ではB級パーティー「赤き剣」のリーダーですが、原作では実績を積み、アベル本人と「赤き剣」はA級へ昇格します。
さらに物語が進むと、アベルは王弟レイモンドと侵攻してきたデブヒ帝国に対抗するため、国王アベル一世として即位します。「B級のままでいることを選んだ」という人物ではなく、冒険者としても王としても、状況に応じて責任を引き受けていく人物です。
涼との関係性|正体を明かせるほどの信頼
公式が示す関係は「涼の一番の理解者」
涼とアベルの関係を最も端的に示しているのは、TVアニメ公式サイトの「ファイでの涼の一番の理解者」という紹介です。
第2話では涼が漂流者のアベルを助け、第8話では絶体絶命の「赤き剣」を涼が救います。片方だけが支える主従関係ではなく、危機のたびに互いの実力と判断を確かめてきた仲間といえるでしょう。
アベルが涼に正体を明かした理由
原作第162話では、涼がアベルの持つ国宝級の装備を不審に思い、その出所を追及します。そこでアベルは、涼なら正体を言い触らさず、知ったあとも態度を変えないだろうと考え、自分が第二王子アルバートであることを打ち明けました。
ところが涼は、その告白をすぐには信じません。重い秘密の場面でありながら、二人らしい掛け合いになるところも『水属性の魔法使い』の魅力です。
二人の信頼は、美化された架空の名ぜりふではなく、秘密を預けても関係が変わらないとアベルが判断した事実そのものに表れています。
旅の目的とは何か?|最初の旅と王国解放戦を分けて整理
最初の目的はルンの街へ帰ること
アニメ第2話から始まる最初の旅の目的は、王国再建ではありません。アベルがルンの街へ戻るために涼へ道案内を頼み、涼もロンドの森を出て同行したことが出発点です。
この出会いによって、ひとりで修業を続けていた涼は、人々が暮らす世界と歴史の表舞台へ進んでいきます。
王国解放は物語後半で生まれる使命
王国解放は、二人が出会った時点から決めていた旅の目的ではありません。王弟レイモンドによる王位簒奪とデブヒ帝国の侵攻が起きたあと、アベルは国王に即位し、国を取り戻す戦いへ進みます。
涼もアベルを支持し、王国解放戦に力を貸します。つまり二人の物語は、最初から一つの使命だけを追う旅ではなく、出会い、冒険、危機を重ねた先で、国の未来を背負う関係へ広がっていくのです。
考察|アベルが涼を歴史の表舞台へ導いた理由
涼を歴史の表舞台へ導く存在
ここからは、公式情報を踏まえた考察です。
TVアニメ公式の作品紹介では、天才剣士アベルとの出会いが涼を「歴史の表舞台へと引き上げていく」と説明されています。アベルは涼の魔法に不可欠な存在というより、涼の力と人柄を外の世界につなぐ最初の仲間です。
規格外の水魔法を使う涼と、一級品の剣技に加えて人を惹きつける力を持つアベル。魔法と剣、個の強さと仲間をまとめる力という違いがあるからこそ、二人は互いにない部分を補えるのでしょう。
立場が変わっても崩れない掛け合い
アベルの正体が第二王子だとわかり、のちに国王となっても、涼との会話には二人らしい軽妙さが残ります。
肩書きが変わっても接し方まで変わらない。それはアベルが涼を信頼した理由と重なります。壮大な戦いの中でも、二人が「王と臣下」だけに収まらないことが、このバディの魅力です。
まとめ|アベルの正体と涼との関係、旅の目的
この記事のまとめ
- アベルの本名はアルバート・ベスフォード・ナイトレイ
- 正体はナイトレイ王国国王スタッフォード四世の第二王子
- アニメではB級パーティー「赤き剣」のリーダーとして登場
- 原作ではA級冒険者を経て、国王アベル一世として即位する
- 涼との最初の旅はルンの街へ向かうために始まった
- 王国解放は、その後の政変と帝国侵攻によって生まれた使命
- アベルは公式に「ファイでの涼の一番の理解者」と紹介されている
涼とアベルの出会いは、孤独な修業の日々を送っていた涼が、広い世界へ踏み出す転機でした。アベルの正体を知ると、最初の何気ない掛け合いにも、王子と最強の水魔法使いが肩書きを越えて向き合った意味が見えてきます。
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