急増する生活習慣病
いま、日本人の3人に2人は生活習慣病によって命を落としていると言われています。生活習慣病とは、特定の病気の名前ではなく、さまざまな病気の総称です。
代表的なところでは、心臓病や脳卒中、糖尿病、高脂血症などがあげられます。また、病名ではありませんが、高血圧や肥満も生活習慣病の一種です。高血圧も肥満も重大な病気に発展するリスクを秘めています。
生活習慣病というのは、生活の中で積み重ねてきた悪い生活習慣が原因でなる病気のことで、ウイルスなどの外的要因からなる病気と区別されています。
悪い生活習慣というのは、たとえば、食生活の乱れや睡眠不足、喫煙などです。これらの習慣がもとで内臓脂肪が増加し、大きな病気に発展します。医療技術の進歩にも関わらず生活習慣病が増えているのは、こうした日々の何気ない積み重ねから起こる病気だからと言えるでしょう。
しかし、逆に考えれば、生活習慣の改善によって生活習慣病の多くを防ぐこともできます。日々の生活で身体のためにやめた方がいいかな……と気になっている習慣がある人も多いのではないでしょうか。いまは身体の不調を感じていなくても5年後10年後の健康を考えて、いま一度自分の生活を見直してみましょう。