遺伝も関係する生活習慣病
生活習慣病に遺伝が関係しているというのはご存知でしょうか。
たとえば、生活習慣病の一種である高LDLコレステロール血症。
これは遺伝する率が高いということが医学的に証明されています。
高LDLコレステロール血症は、血液中の悪玉コレステロールがとても多い状態で、これが血管内部に張り付いて血液の流れを悪くしたり、血管を詰まらせたりします。
これをほおっておくと動脈硬化につながってしまうのです。同じ環境で同じ食生活を送っている人でも、太る人と太らない人の差が出るのは、体質の遺伝によるものといわれています。
つまり、同じように健康に気をつけていても、生活習慣病になりやすい人がいるのです。家族に生活習慣病を患っている人がいたら要注意です。普通の人が気をつける以上に、食生活や運動などに気を使う必要があります。
特に遺伝的にコレステロール値が高い人は食生活に注意が必要です。栄養バランスのよい食事をする、食べ過ぎない、甘いものやお酒を控えるなどが予防として有効です。
また、食品のなかには、それ自体はコレステロール値が高くないけれど、体内に入るとコレステロール値を上げる食品というものがあります。チョコレートやチーズなどの乳製品がその代表です。
これらの摂取に気を付けるとともに、コレステロール値を下げる食品を積極的に摂りましょう。こちらの代表は海藻類や大豆製品です。