患者の多い高血圧
日本人の死因の2位は心疾患、3位は脳卒中と言われていますが、このどちらの原因にもなりうるのが高血圧です。
30代以上の約半分が高血圧の症状を持っていると言われ、その数は3500万人ともいわれています。生活習慣病のなかでもいちばん多い症状となっています。
高血圧は通常より血圧が高い状態が続く人のことを言いますが、自覚症状があまりなく、定期的に血圧を測ることでしか知り得ません。ですから、日ごろのケアがとても大事になってきます。高血圧になりやすい人は次のような人です。
・濃い味付けが好き
・麺類は汁まで全部飲んでしまう
・外食が多い
・満腹になるまでめいっぱい食べる
・揚げ物など脂っぽい食べものが好き
・お酒をたくさん飲む
・肥満である
・血糖値が高い
・ストレスがたまっている
・タバコを吸う
・家族に高血圧の人がいる(遺伝的要因)
当てはまるものはいくつありましたか?
ひとつでも当てはまる人は日常生活の改善に努めましょう。とくに食事の塩分を控えめにすることが有効です。
また、ストレスをためない生活を送ること、急激な温度差のある環境を避けることなども高血圧の予防につながります。高血圧と診断されても、生活習慣を改善することで、大きな病気に発展するのを防ぐことが可能です。