生活習慣病の発生状況と自覚

昔は生活習慣病といえば、中高年に多いといわれてきましたが、ここ数年で生活習慣病にかかる30代も増えていますし、子供でも生活習慣病にかかる子供が増えているといわれています。

 

それぞれの病気ごとに見てみると、生活習慣病のなかでいちばん患者数が多いといわれている高血圧は40歳から74歳のうち、男性は約60パーセント、女性は約40パーセントが高血圧といわれています。

 

高血圧の人の割合は年齢が上がるにつれて増える傾向がありますが、男性は50代、女性は60代になると約50パーセントの人が高血圧と診断されています。

 

糖尿病の人は、糖尿病の疑いがある人も含めると約2210万人いるといわれています。
なかには自分に糖尿病の傾向があると認識していない人もいるので、注意が必要です。

 

同じように患者数が多いのが脂質異常症です。
中性脂肪やコレステロール値が標準より高い人は2200万人といわれています。
このなかには、脂質異常症の疑いがある潜在患者も含まれます。脂質異常症はとくに男性の患者が増えています。

 

ほかの生活習慣病としては、脳卒中の患者が約137万人、心臓病の患者が約86万人という統計があります。
生活習慣病と診断された人のなかには、自覚症状がないために、とくに対策をせずに過ごしている人も多いと言います。