重大な病気に発展する糖尿病

生活習慣病のなかでも糖尿病はいちばん知られている病気かもしれません。
中高年に多い病気ですが、最近は若い人にも増えています。

 

糖尿病というのはどのような病気なのでしょうか。

 

人が食事をすると、そのなかの糖質が分解されてブドウ糖になり、ブドウ糖は膵臓から出るインスリンという成分に助けられて血液中に流され、血液に乗って全身をめぐり、体内に吸収されます。糖尿病の人は、インスリンの分泌が極端に少ないか、十分に働かないために、ブドウ糖をうまく体内に取り込むことができません。

 

この症状が続くと脳梗塞や脳卒中、心筋梗塞などさらに重篤なさまざまな病気を引き起こす原因となるのです。高血圧や腎臓病の人が糖尿病になるとさらに危険が高まります。

 

糖尿病になりやすいのが肥満の人です。肥満症の状態になるとインスリンの分泌が低下しますので、まずは肥満予防や解消を心がけましょう。食事は高カロリーなものを避けます。運動不足の解消もとても重要です。カロリーをきちんと消費するように努めれば、カロリーを摂りすぎたときでもカバーできます。

 

また、ストレスも肥満の大敵です。ストレスから食べ過ぎてしまった経験はありませんか。普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。