健康診断を生活習慣病の予防に役立てよう
生活習慣病のもっとも大きな特徴といえば、自覚症状がなく、症状の進行に気づきにくいという点です。症状がはっきりと表れる頃にはすでに手遅れになっているということも少なくないのです。
症状も急にあらわれるものではありません。このような気づきにくい生活習慣病をチェックするために、定期的な健康診断が欠かせません。健康診断では普段なかなか測る機会のないものを細かく検査してくれるので、結果には必ず目を通すようにしましょう。
高血圧になっていないかどうかをチェックする血圧の検査では、自分の血圧がどの程度なのか、たとえば、「安全圏内だけれどもちょっと高めだから注意しましょう」というような細かいことまで知ることができます。
血液中の糖分を測る検査では糖尿病のリスクが分かります。同じく血液検査でコレステロール値も分かるので、日ごろの食生活で自分が気をつけなければいけない部分が分かりますね。
また、2008年からはメタボリックシンドロームの検査も加わりました。これによって自分のおなか周りを意識した人も多いはずです。健康診断は面倒に思って受けない人もいますが、自分の身体の状態を知っておくことで大きな病気を防げることもあります。きちんと受けて、きちんと結果を読むようにしましょう。