喫煙の恐ろしさ

喫煙はまさに「百害あって一利なし」、近年ではどんどん悪者扱いされて、肩身の狭い思いをしている喫煙者も多いことでしょう。

 

しかし、なかなかタバコがやめられない人も、その恐ろしさを知れば、禁煙について考えるきっかけになるのではないでしょうか。
タバコには4000以上の化学物質が含まれていますが、そのうち約200種類は人体に有害な物質であると言われています。

 

たとえば、ニコチンは血管を細くして血流を妨げたり、胃酸の分泌を促して胃潰瘍などの原因をつくることがあります。
タバコをなかなかやめられない原因である依存性の高い物質です。

 

タールはタバコの害の代表ともいえる肺がんの原因になります。
タバコが各種がんにつながることは知られていますが、タバコを吸わない人とがんによる死亡率を比較すると、咽頭がんが32.5倍、肺がんが4.5倍、と大きな差があることが分かります。

 

また、タバコは吸っている人だけではなく、その煙を吸ったまわりの人にも悪い影響をもたらします。
自分だけの問題ではないと考えれば、禁煙に励む気持ちもわいてくるのではないでしょうか。

 

禁煙の方法は、専用のガムやキャンディーを食べる、禁煙パッチを使うなどの方法がありますが、すぐにやめられるものではなく、また、再開してしまう人が非常に多いのも現状です。

 

専門医に指導を受けるのもよい方法かもしれませんね。