生活習慣病は『サイレントキラー』

日本人に生活習慣病が増えた背景には、食生活の欧米化が影響していると言われています。高血圧や糖尿病はサイレントキラーと呼ばれています。サイレントキラー(静かな殺人者)というのは、自覚症状がないうちに脳卒中や心筋梗塞などの突然死を招く病気へと進行していく可能性があるからです。

 

自覚症状のない生活習慣病は発見するのが難しいですが、年1回の健康診断をきちんと受診することで、症状に出る前の異変を認識することができます。生活習慣病が見つかれば、生活の改善で症状を抑えることもできます。サイレントキラーと呼ばれる生活習慣病のなかで、自覚症状が出ることがあるものもあります。

 

○高血圧
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・肩こり

 

■糖尿病
・喉が渇く
・だるい、疲れやすい
・甘いものが食べたくなる
・足がむくむ

 

■脳梗塞
・言葉に詰まる
・手足がしびれる、動かしにくい
・めまいがする、ふらつく

 

■脳卒中
・手足がしびれる、動かしにくい
・ろれつが回らない
・視野が狭くなる

 

■心臓病
・動悸や息切れ
・めまいがする、ふらつく
・足がむくむ

 

これらの症状を自覚したときには、すでに病気がかなり進行している可能性があります。少しでも気になる症状があれば、病院で検査をしましょう。「サイレントキラー」も検査によって事前に発見することが可能です。