恐ろしい病気の引き金になる肥満
肥満というのは、体内の脂肪分の割合が多い人のことを言います。
BMIという言葉を聞いたことがありますか?
これが肥満を判断する数値です。BMIは身長と体重から算出します。
BMI=体重(キログラム)÷(身長(メートル)×身長(メートル))
この数値が25以上だと肥満と診断されます。肥満は運動不足や不規則な生活習慣から起こります。
肥満というとすぐに病気には直結しないように思う人もいるかもしれませんが、いろいろな病気を引き起こす可能性を秘めています。肥満症の人は血管が傷ついたり、もろくなったりしやすいので、そこから動脈硬化になり、心筋梗塞や脳卒中など突然死につながる恐ろしい病になることがあります。
また、子宮がんや乳がん、糖尿病や高血圧も肥満と関連があると言われていますし、腰痛や関節痛の原因になることもあるのです。日本人は欧米人ほど太った人はあまりいませんが、それには体質的な理由があります。
日本人は欧米人に比べてインスリンの分泌が少なく、ある一定のところまで太ったら、そのあとは太るのではく、糖尿病などの病気となって表れるのです。ですから、日本人は欧米人よりももっと肥満と生活習慣病に気を付ける必要があります。