食事療法の進め方
生活習慣病の治療において食事療法はもっともポピュラーで有効な方法です。
食事療法の基本は次の3つです。
1.栄養バランスのとれた食事をすること
2.適切な量を食べること
3.三食きちんと決まった時間にとること
この3つを守って続けることで、肥満の解消や血糖値、血圧の安定などが見込めます。
症状が軽度であれば、食事療法だけで、投薬の必要がない場合も多いと言います。
とはいっても、身についた食習慣を変えるのは容易ではありません。
まずはできるところから始めて、序々に目標の食事に近づけていくのがよいでしょう。
また、食事療法を始める際には、栄養士や専門医に相談することをおすすめします。
症状や1日の運動量、年齢などによって適切な食事内容は違いますので、専門家にアドバイスをもらった方がスムーズです。
栄養バランスやカロリーといっても、なにも知識がない場合は計算方法がよくわからなかったり、面倒くさくなって続かないこともあるでしょう。
また、高血圧と脂質異常症、糖尿病など、いくつかの合併症がある場合や、ほかの持病がある場合は自己判断で食事制限をすると症状が悪化することも考えられます。
まずは自己判断する前にプロに相談してみましょう。