リスクファクターとは?
リスクファクターという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは「危険因子」のことで、病気の原因となることや物質のことを指します。
たとえば、動脈硬化のリスクファクターは、悪玉コレステロール、高血圧、糖尿病、喫煙、肥満、遺伝、年齢などが考えられます。
これらの条件によって、気をつけるべき生活習慣が変わってきます。
リスクファクターの数が多ければ多いほど、よりいろいろな生活の改善が必要ですし、リスクファクターの程度、たとえば、悪玉コレステロールの数値や年齢によっても必要な栄養素の量や運動量が変わります。
リスクファクターは人によってさまざまで、多ければ多いほど病気の発生率が高くなります。
リスクファクターのなかでも、自力で改善できるものと改善できないものがあります。
たとえば、年齢や遺伝は変えることができませんね。
とすると、リスクファクターのなかの、改善できるもので、もっとも始めやすそうなところから始めてみるのがよいでしょう。
悪玉コレステロール値を下げるには、食生活の改善が不可欠です。
タバコをやめたいと思っている人は、本数を減らすところから始めてみましょう。
どんな病気に対しても、リスクファクターがゼロ、という状態はなかなかないものです。
それぞれの病気に対する自分のリスクファクターを考えてみて、改善できるところから取り組みましょう。