生活習慣病にまつわる数字
生活習慣病の患者数は年々増えているのが現状です。
患者の多い順に並べると、高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、がんとなります。
高血圧の患者は全国に約700万人といわれ、その数はがん患者よりも500万人以上多いことになります。
2位の糖尿病は患者数200万人です。
厚生労働省では、生活習慣病対策として具体的な数値目標を掲げています。
この数値を「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」と名付けて推進しています。
そのなかには次のような数値目標があります。
○適正体重を維持する人
男性…現状:24.3パーセント→目標:15パーセント以下に
女性…現状:25.2パーセント→目標:20パーセント以下に
○摂取エネルギーに占める脂質の割合
現状:27.1パーセント→目標:25パーセント以下に
○食塩摂取量
現状:1日13.5グラム→目標:10グラム未満に
○野菜の摂取量
現状:1日292グラム→目標:350グラム以上に
○日常生活における歩数
男性…現状:8202歩→目標:9200歩以上に
女性…現状:7282歩→目標:8300歩以上に
○糖尿病検診の受診者数
現状:4573万人→目標:6860万人に
普段はあまり意識することのない生活習慣病ですが、実際の数字を目にすることで個人個人の意識を高める効果が期待できます。